オリーブの葉は栄養の宝庫だと知っていました?!

オリーブの葉は栄養の宝庫です

オリーブの果実やオリーブオイルが栄養たっぷりで健康によいということはよく知られていますが、実はもっとすごいのがオリーブの葉。地中海沿岸諸国では古くからオリーブの葉を薬として用いてきました。近年、オリーブの葉についての研究が進み、数多くの有効成分が含まれていることがわかっています。

 

昔から活用されていたオリーブの葉

地中海沿岸地域では、オリーブの葉は何千年も前から様々な形で活用されてきました。最も身近なのがオリーブ茶。葉を煎じてお茶にして飲むのが一般的でした。オリーブ茶は健康維持や鎮静作用などの効果があるとされ、民間薬として用いられていたようです。

ほかにも、マラリアの治療薬や解熱剤としてオリーブの葉の粉末が使用されていました。果実とともにオリーブの葉もなくてはならない存在だったのです。

 

オリーブの葉っぱが持つ健康パワー

有効成分

近年の研究でオリーブの葉には果実よりもはるかに多くのポリフェノールが含まれていることがわかりました。葉のエキスに含まれるポリフェノール群は、赤ワインの2.2倍、緑茶の3.3倍にもなるそうです。(国民生活センター調べ)特に注目されているのはオレウロペインというポリフェノール。非常に優れた抗菌・抗酸化作用を持っているとされています。さらに殺菌・解熱作用があるヒドロキシチロソールというポリフェノールも含まれています。また果実と同様に鉄分、カルシウム、ビタミンE、オレイン酸、エレノール酸なども多く、オリーブの葉はまさに天然成分の宝庫だと言えるでしょう。

 

効能

特にオレウロペインには様々な効能があります。まずは抗菌作用により、体内の免疫細胞活性化が促進されるので風邪やインフルエンザ予防に効果があります。また、抗酸化作用によって血圧やコレステロール値、血糖値を下げる効果があることもわかっています。心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクを低減する効果があるのです。

またオレウロペインにはコラーゲンの生成を補助する働きもあります。また抗酸化作用がシミの原因となるメラニンの生成を抑えるので、若々しさを維持するという点でも効果的です。その他、活性酸素抑制・抗炎症・利尿作用などもあります。