要約

この資料では、

  • オリーブ(Olea europea)は、古来より地中海世界の食生活の中心的な食品素材として利用されてきた。
  • しかし、利用されるのはもっぱら実の部分であり、葉部はほとんど利用されることがなかった。
  • 近年、このオリーブ葉が、食品素材として注目を集めている。
  • それは、オリーブ葉の抽出エキスに、血糖降下作用、抗高血圧作用、抗酸化作用など生体における機能性が報告され始めてきたからである。
  • また、オリーブ葉よりポリフェノールであるオレウロペインが発見され、それが機能性の本体であると考えられている。
  • 従って、オリーブ葉は、未利用資源の有効利用の観点から有望な素材であると考えられる

と解説しています。